名古屋駅地区で新しい歩行者案内板の実証実験を実施
2015年4月28日に運用が開始された歩行者案内板
タウン・コンシェルジュ
既存の歩行者案内板に対して次の機能を付加しており、これらの機能を含めた初期導入費・維持管理費・運営費は、各面の広告スペースでの広告掲載料収入を原資としています。
・簡単な登録のみで無料で使えるWi-Fi機能「SHINOBI Wi-Fi」の提供※1
・外国人観光客、国内観光客に便利な「SHINOBI Wi-Fi」専用のポータルサイトの提供※2
・緊急警報表示機能付LED文字情報サイネージによる まちづくり情報等の提供※3
・名古屋駅地区の都市景観を意識した筐体デザインとライティング
・多言語対応
・避難所対応のわかりすく、読みやすい地図の提供
名古屋の玄関口である名古屋駅地区を利用する市民と来訪者の利便性向上と街の魅力向上に寄与するため、実験期間を通じて、市民のニーズに応じた新しいサービスの提供、課題発見と改善を実施する予定です。
※1 「SHINOBI Wi-Fi」は株式会社ファイバーゲートが提供する訪日観光客向けのWi-Fiサービスです。
外国人観光客に興味を持っていただけるようSSIDを「+NINJA+」としています。
設定言語・性別・生年月日を入力するだけで簡単に登録が完了します。
1日あたり6回まで接続でき、1回あたり30分間接続できます。
※2 ポータルサイトの内容は次のとおりです。
・おもてなしコンテンツ
「日本でのマナー説明」「日本語会話フレーズブック(音声付)」、「緊急連絡先(大使館等への連絡先)」
・観光情報の提供
公益財団法人 名古屋観光コンベンションビューローが提供する多言語対応の観光サイト「名古屋観光情報 名古屋コンシェルジュ」へのリンク
・実証実験期間中に、ポータルサイト等を活用し、さらなるサービスの提供を随時検討し実施していきます。
※3 文字情報サイネージでの放映内容は次のとおりです。
・街づくり情報(イベント告知・マナーアップ啓発)
・協賛企業PR情報・ニュース
・緊急時災害警報(緊急時のみ緊急地震警報や津波警報等の災害警報)
運用期間
2015年4月28日 ~ 2016年3月31日
(ただし、名駅社会実験の期間により延長の可能性があります。)
実証実験の概要
(1)事業概要
本事業は、市民や来訪者に対する利便性向上のため、民間事業者の参画により公衆無線LANなどの機能を備えた歩行者案内板を設置して広告を掲出し、その収益を歩行者案内板の設置費や維持管理費、さらにはエリアマネジメントの取組みの費用に充てるなどの民間活力を導入した仕組みについて検討するための実証実験として行います
(2)実施主体
名古屋駅地区における公共空間の利活用を通じたまちづくり社会実験協議会
(構成員:名古屋駅地区街づくり協議会、名古屋市、国土交通省中部地方整備局、有識者)
(3)内容
名古屋駅地区の魅力の向上に資するために、公共空間で得られる民間事業収益を公共還元していく仕組みづくりを検討するために実施しています。市街路灯や工事用仮囲い等の公共空間に広告を掲出し、その収益をもって道路清掃、花壇管理等の公共還元事業等を行うことや、公開空地の活用策などを検討しています。